空気圧が低くなった状態で走行すると、乗り心地が悪くなったり、ハンドルが取られてしまったり、車両の走行安定性が低下するだけではなく、タイヤの接地面積が大きくなって転がり抵抗も大きくなり燃費も悪化します。
適切なタイヤの接地面積ははがき一枚分と言われます。
タイヤに問題がなくても、タイヤ内の空気は自然に抜けていくので、少なくとも1カ月に1回くらいで空気圧の点検を行なうようにしましょう。
空気圧が不足しすぎると・・・
・タイヤ故障を誘発する。
・ショルダー摩擦など偏摩耗を誘発する。
・燃費が低下する。
・操縦安定性が損なわれる。
・荷重負荷能力が低下する。
空気圧が過剰すぎると・・・
・センター摩耗など偏摩耗を誘発する。
・縁石などで傷を受けやすい。
・はねるような乗り心地になる。
01
タイヤのキャップを外します
02
指定空気圧を運転席右で確認(ドアを開けたところのボディに、シールが貼ってあります。)
03
ホース先端を空気注入口に押しつける
04
成功した場合、シュっていう音と、機械のメーターの矢印が現在のタイヤ空気圧力の数値にふれます。
05
たとえば指定圧力2.2kで現在が1.9kの場合は+ボタンを押してください。
06
多く入れすぎた場合、減らす場合は-ボタンを押します。
07
指定圧力になったら先端部を離し、キャップをつけます。
08
作業完了です!最後に使った器具は元の場所へ戻しましょう。
手軽に測れる空気圧計も販売されています。
カー用品店やホームセンターで購入可能です。
数値はプロ用品には敵いませんが、日々の点検には十分です。
こういったものも活用し、こまめなチェックを行うことでタイヤを長持ちさせることができます。
タイヤの溝がなくなってしまうと濡れた路面でブレーキが効きにくなります。
タイヤと路面の間に雨水が入り込み、タイヤが浮き上がる「ハイドロプレーニング現象」も起きやすくなります。
ハイドロプレーニング現象が起こってしまうとブレーキもハンドルも効かなくなり、アクセルを緩め速度が落ちるのを待つしかなくなります。
タイヤのサイド部には、スリップサインの位置を示す矢印が、周上6箇所に表示されています。
矢印からタイヤの接地面向かって目を向けると、太い溝の間に一段高くなっている部分がある事に気づきます。これがスリップサインです。
タイヤがすり減り、溝の残りが1.6mmになった時にスリップサインが露出します。スリップサインが露出したタイヤで走行することは法令(道路運送車両の保安基準)で禁止されています。もちろん車検も通りません。
安全の為にもこまめに確認し交換の目安にしましょう。
スタッドレスタイヤは、トレッド面のブロックに細い溝(サイプ)があり、このエッジがアイスバーンを引っ掻きます。
この溝が摩耗してしまうと、雪道でスリップしてしまったり、ブレーキが効かなくなったりとスタッドレスタイヤ本来の性能を発揮することができなくなります。
スタッドレスタイヤの摩耗具合を確認するポイントはタイヤの溝の中にある「プラットフォーム」です。プラットフォームは、新品時には溝に隠れていますが、磨耗するにつれ目立つようになってきます。
雪道での走行前には必ずプラットフォームの深さを確認するようにしましょう。
長期使用していると素材のゴムが劣化したり、ヒビやワレが生じやすくなります。
思わぬ破裂やパンクを防ぐためにもプロの診断を受けましょう。
スリップサインがまだ露出していなくても、長期間使用していると見えない部分でも劣化が進んでいます。
環境条件や使用方法によっても寿命は左右しますが、やはり新品に交換することをおすすめします。
そろそろ交換時期かな?と感じたら、
ぜひグループ・エスにご相談ください!
まず、どんな走りがお好みですか?
外観だけをみると、どのタイヤも同じように見えますが、タイヤにはそれぞれ特徴があります。
①スポーツ性能を重視
グリップやハンドリングなどのスポーツ的要素を重視したタイヤです。
②用途が特別なタイヤ
オフロードや雪道など、足場の悪い道路に適したタイヤです。
③静粛性・乗り心地のいいタイヤ
走行時の雑音や振動を吸収し同乗者の乗り心地を考えたタイヤです。
④基本性能を重視したタイヤ
安全性、乗り心地、値段など、基本的な性能を重視したバランスの良いタイヤです。
どれを選べばいいか迷ったら、乗り心地の好みや、重要視する点などをご相談ください!
お客様にぴったりなタイヤをご提案いたします。
タイヤにはそれそれサイズやそのタイヤの種類やスペックが刻印されてます。
購入の前に先ず確認しましょう。
タイヤサイズはタイヤの側面(サイドウォール)に表示されています。
※ 左下図はクリックで拡大します。
a ・・・タイヤの幅の呼称(mm)
b ・・・偏平率(%)
c ・・・ラジアル構造
d ・・・リム径の呼称(インチ)
e ・・・ロードインデックス(LI):単輪
f ・・・ロードインデックス(LI):複輪
g ・・・速度記号
h ・・・タイヤの外径(インチ)
i ・・・タイヤ幅の呼称(インチ)
j ・・・タイヤのカーカス強度(プライレイティング)
偏平率とは、タイヤの断面幅(S)に対する断面高さ(H)の比率を表す数値です。
偏平率(%)=H/S×100
※タイヤの外径を変えず、偏平率を下げることを「インチアップ」と言います。
ホイールは、地面に接しているタイヤと動力を伝達する役割を持ち、車を動かすにあたって、なくてはならないパーツです。
インチアップなどでホイールを変えるときには、機能性のUPと同時に、ファッション性でのメリットも生まれます。せっかくなら、お車に似合った“お気に入り”を探してみてはいかがですか。
ホイールのサイズは、上記のように表示されます。ここでは各表示項目の解説をします。
タイヤ外径を変更せずに、ホイール経を大きくし、タイヤの扁平率を下げることです。
インチアップのメリットはホイールを大きくみせることで足元が引き締まりファッション性が上がります。
グリップ力が上がりコーナリングに強くなります。
デメリットとしてはロードノイズが大きくなり、乗り心地が低下します。
高さ(mm タイヤ外径からリム経(内径)を引いて2で割った数字)÷ タイヤ幅(mm)×100=扁平率
ホイールの取付形態には、主に次の2つが存在します。
●「ボルト」を使用して取付けるタイプ
車両側にネジをきった穴が開いており、ホイールをボルトで固定します。欧州車に多い取付形態です。
●「ナット」を使用して取付けるタイプ
車両側からスタッドボルトが出ており、ホイールをナットで固定します。国産車や米国車に多く見られます。
ホイールボルト・ホイールナットは、装着車両の「ネジの直径×ネジのピッチ」及び、「ホイール取付ブッシュ座の形状 ( テーパー座、球面座、平面座 ) 」 にあったものを使用する必要があります。ELYSEE WHEELは、取付ブッシュ座の形状が60゜テーパー座となっておりますので、必ず弊社指定の専用ボルト・ナットをご使用下さい。
タイヤは各サイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規定で定められております。
インチアップするサイズの負荷能力が標準タイヤサイズの負荷能力を下回らないように注意しましょう。
タイヤの外径が大きく変わるとスピードメーターの誤差や車体への接触が生じる場合があります。
プロの目で見極める必要もありますので、当店にご相談ください!
クルマのフェンダー等の車体部分との接触してしまったり、またフェンダーからのはみ出しは法規上認められません。サイズや車の形状を確認し慎重に選定する必要があります。